仔馬の日記

東日本大震災/地域防災/陸上競技/ランニング/釣り/アウトドア/写真/読書/ももクロ/お酒 etc.

4年半という月日

2018年の9月以来、このブログを更新している。

 

放置していた当の本人がいうことではないかもしれないが、4年半も経ったんだなぁとしみじみ思う。

 

この4年半のうちに、地元が大きな台風に見舞われ、新型コロナウイルスと対峙する日々が始まり、東日本大震災から10年の月日が経過し、戦争はまだ終わらないが、長かったコロナ禍はようやくひと段落を迎えようとしている。

 

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この4年半のあいだに、自分の人生も大きく変化した。

 

パートナーができ、そのパートナーと結婚し、ふたりの間に子どもが生まれた。

 

その子どもは、体重3400グラムを超える元気な男の子だった。

 

はじめてわが子と対面したときは、月並みではあるが涙がこぼれた。

 

はじめてわが子を抱いたときは、3400グラムという重量以上の「重み」を感じた。

 

そんなわが子が生まれてから、あっというまに4か月が経過した。

 

ほんとうにあっというまだった。

 

正確に量っていないが、いまの体重はおそらく8キログラムを超えていると思う。

 

数か月という短時間で「ヒト」の大きさが倍になることを目にするというのは、子育てをしているとき特有の経験なんだと実感している。

 

日々成長を見つめ、抱きかかえているはずなのに、急に「大きくなったなぁ」と感じることがある。

 

わが子と過ごす時間は、本当に楽しく、飽きない。

 

手の打ちようのない号泣や夜泣き、ミルク拒否に参ってしまうこともあるが、わが子の笑顔を見ると、そんなこともわすれてしまう。

 

これが「親」なんだと、最近すこしずつわかってきた気がする。

 

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このブログを再開しようと思う。

 

日々の出来事を記録するという営みが、「日記」であることはいうまでもない。

 

「その日のことをその日のうちに記録する」ことができる日はいつ来るのか、まったくわからないが、わが子と過ごした日々を、過去の写真を眺めながら回顧的に記録してみようと思う。

 

 

仔馬と子猫

久しぶりにはてなブログを開いた。

過去ログをみると今年の3月11日の記事が最後の更新となっていた。随分サボっていたんだな、と実感しておる次第です。

 

では、なぜこのタイミングでログインしたのか。それは現在進行形でちょっとした事件(?)が起きているからである。

 

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今朝、子猫一匹をくわえた猫が我が家の敷地内を走り抜けていったという。農家ゆえ、猫が隠れられる場所はたくさんあり、家の周りをうろつく猫をしょっちゅう追い払っている。

 

そんなこともあり、猫が走り去ったあとを探したところ、まだ子猫が残されていた。生後それほどの日数が経っていないと思われる子猫が3匹。

 

父親は母猫が迎えに来ることを期待して、庭の隅の木陰に子猫たちを移動させた。しかし、母猫は警戒してなのかなかなか現れず、そこから数時間が経過した。

 

と、ここで、休日で遅起きだった私が起床。一部始終を聞いて、さすがに放置しておけないのでは?と思い、保護しました。

体重を測ってみると、310gが1匹と330gが2匹。一応、目が開いているのと、少しは歩き回れるということで、おそらく生後2週間ほどと思われます。

 

里親を探すにしても、その間は世話をしなければならないだろうということで、ホームセンターで猫用ミルクと哺乳瓶を買ってきました。

 

今後どうなるかわからないが、出来るだけのことをしてみようと思う。

 

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あれから7年

今年も3月11日を迎えましたね。

 

今朝は毎年恒例の津波避難訓練に出動してきました。

事前放送があってからの訓練実施とはいえ、サイレンを聞くと胸がざわつきますね。

訓練そのものは、大きなトラブルもなく無事終了しました。訓練したことを発揮する機会が訪れないことを祈りながらも、万が一の際に備えて訓練を重ねていきたいですね。

 

あれから7年が経過して、思うところはいろいろあります。

物理的な復旧・復興は一進一退ながらも、なんとか進んでいます。

しかし、震災後を生きるわたしたちが震災そのものを受け入れるという過程は、始まったばかりのように思います。

 

震災にかんする書籍も、直後の現状報告や政策提言のようなものから、震災を経験した人びとやそのくらしに焦点を当てたものが発表されるようになってきました。

 

昨年後半から、消防・震災関連のお仕事に携わらせていただいています。地元の人間だからこそ書けるものがあると思うので、精一杯取り組んでいきたいと思います。

 

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多くの方が「被災地応援」「復興支援」を銘打ったイベントを見慣れていると思いますし、毎年この時期になると「被災地を忘れない」とかいうフレーズをよく目にしていると思います。しかし、そんなにかしこまらずに、被災地にどんどん足を運んで、美味しいものを食べて、地酒を飲んで、遊んでいって欲しいですね。

#宮古においでよ #岩手においでよ

 

 

ワイドショーへの眩暈

5~6年くらい前からTVのワイドショーと言われるものを見なくなりました。

 

何でも屋さんみたいな学者や評論家が、「専門外の分野についてあたかも知ったように解説」をおこない、コメンテーターと言われるちょっと弁の立つ芸能人が「一般市民」なるものを代表して「その個人の見解をまき散らす」。そんなワイドショーの無責任さに気が付いたからです。

 

それでも、ワイドショーやTV番組のなかでも一挙手一投足、極私的で断片的な情報が、ネットニュースとして垂れ流されるこのごろ。(取材や調査なんかせずに、TVで見た情報を文字に起こしてちょっと読者を煽るようなタイトルをつけて給料がもらえるんなら、わたしもWEBライターになりたいっすよ)

 

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積極的に見るつもりがなくても、ネットを眺めてると、目に入ってしまうワイドショーの情報。そんな状況で、昨日ネット経由で確認したものはさすがにアウト。

 

ワイドナショー 2018年02月11日 180211 【平昌五輪!北の美女軍団は?具志堅の愛弟子比嘉大吾&西川貴教】 - YouTube

 

国際政治学者の三浦瑠麗氏(メンバー紹介 三浦瑠麗 東京大学 政策ビジョン研究センター)による北朝鮮工作員(テロリスト)が大阪に大量に潜んでいるという発言。46′50″くらいから。

 

ここまで社会的にヘイトスピーチ*1に対する認識が広まり始めて、(日本での議論は極めて遅れているが)法的な規制が進められているなかで、「国際政治学者」を名乗るものが公共の電波を使い公然とヘイトスピーチを拡散するなんて許されるものではありません。

 

氏が、学者を名乗るのであれば、その者の発言はエビデンスに基づいていなければなりませんし、まして国際政治学者であるならば、この手の発言がいかに慎重に行なわれなければいけないことはわかっているはず。むしろ、社会に拡散されているヘイトスピーチに対して、誤った認識を正し、被害者をエンパワーメントし、対抗していかなければならない立場であるはずなのに。いや、むしろ、学者でなくても、学部生レベルでもこの手の発言をしたら、本気で怒られるやつです。

 

氏は、関東大震災の時に「井戸に毒を」という流語で朝鮮人(当時の文脈において)が虐殺されたこと*2や、第2次大戦中に日系人がスパイであるとされて収容所に入れられた過去*3を知らないんですかね。

 

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ワイドなショーだと古市憲寿さんがトンデモ発言で取上げられることがしばしばありますし、最近だとⅰPS細胞研究所で助教による研究不正で発覚しましたが、今回の発言はそれらと比べられないほど問題があると思います*4。ネットを見ていると、BPOに申し立てをした方が結構いらっしゃるよう。所属先の東京大学は、今回の発言をどう判断するのだろうか。これでお咎めなしなら、倫理委員会の存在意義すら疑いますね。

*1:

ヘイトスピーチ - Wikipedia

*2:

関東大震災朝鮮人虐殺事件 - Wikipedia

*3:

日系人の強制収容 - Wikipedia

*4:とはいえ、古市さんの同番組での劣化発言はアウトだし、研究不正ももちろんダメなことですが、研究環境を考えると同情の余地もあるなと

1月21日

【お断り】

前半は前回の記事に引き続きももいろクローバーZのことです。

後半は消防のことを少し書いています。

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前回の更新は、かなり取り乱した内容でしたね。

卒業発表から本日まで、日常生活をこなすことがやっとといった感じでした。

 

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そして本日が、ももいろクローバーZ有安杏果さんの卒業ライブ。

自宅のネット環境もあり、家族が夕食を食べてるなか、となりの居間にてAbemaTVのライブ中継を見守りました。

 

前半のライブメインのパートは何とか耐えられたのですが、後半のメンバーから杏果への言葉がはじまったらそんなやせ我慢もう終わり。メンバーのひとことひとことに、涙と鼻水が止まりませんでした。

 

1時間ほど前に終了したこのライブをもって、杏果はももいろクローバーZを卒業しました。あの瞬間から4人体制のももいろクローバーZが歩み始めました。推しの杏果が辞めたからと言って、モノノフを辞めるつもりはありません。

あかりん(早見あかり)がいたももいろクローバー時代、杏果がいたももいろクローバーZの5人時代、そしてこれから始まる4人のももいろクローバーZ。これまでの積み重ねがあってのももいろクローバーZです。

悪い大人たちが壁を用意してくれなくなってから久しいですが*1、4人ならこの壁も乗り越えてくれると信じています!そして、れにちゃんに「ずっとついてこい!!」ってあんなに力強く言われたら、ついていくしかないです!!

 

まだまだ、整理がつかない所があるのは事実ですが、4人のメンバーが前を向こうとしているわけですし、モノノフも前を向いて応援していかなければならないですね。

 

4人体制で迎える10周年を迎えることになったももいろクローバーZ。節目のライブは5月23日東京ドームで行なわれることも南国ピーナッツこと松崎しげるさんから発表されました。5月23日は平日ど真ん中ですが、本気で参戦を目指して調整していきたいとおもいます。

 

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前回の繰り返しになるんですが、杏果本当にこれまでありがとう!

そして、これからもももいろクローバーZを応援しつづけます!

 

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さて、話は変わって、冒頭に書いた通り、後半は消防のこと。

本日は宮古市消防団出初式、横山八幡宮どんと焼き宮古市消防団第3分団裸参りと、消防関連の行事が目白押しでした。

私は午前はどんと焼き、午後は裸参りの取材でした。

 

 今日は風もなくどんと焼きをするには、心配の少ない気象状況でした。

気象状況は良くても、火の近くで作業するには他ならないわけで。熱波で顔面が焼けるように熱かったですが、事故もなく無事終了して一安心です。
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午後は宮古市消防団第3分団の裸参りの取材をしてきました。今回で40回を数える伝統行事。

消防団を研究しているにも関わらず、これまで実際に足を運んだことのなかった裸参り(経勉強でした)気温4度前後のなかでの行列だったので、身体的には絶対に寒いと思いますが、参加者たちの熱気はひしひしと伝わってきました。

 

厚着をして写真を取っているだけでも震えるほど寒さに弱い私は、参加するのは無理かなぁ、、、と思います(苦笑)


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さてさて、この1週間のももクロの1件で、全く原稿の方が進んでおりません。

来月の初めに締め切りがあるので、ここから切り替えて原稿に取り掛かかりたいと思います。

 

とはいえ、今夜は泣き疲れたのでそろそろ寝ます。

*1:ももいろクローバーZ春の一大事2014年国立競技場大会Day2を参照

推しが辞めるということ。

知っている人も知らない人もいるかもしれませんが、ももいろクローバーZの大ファンのわたくし。いわゆる、モノノフというやつです。

 

数多のモノノフのなかでは大したことのないレベルですが、一般の人からすれば引くレベルだと思います。夜行バスで上京してライブに参戦して夜行バスで帰ってくるというようなことはもちろん、大学院生時代に(奨学金を使って)東京ー静岡間をバス移動で二日連続で参戦したこともありました(おとうさんおかあさんすみません)

 

男女問わずアイドルを応援したことのある方は分かると思いますが、ファンには「推し」というものがあります。応援しているメンバーのことですね。

 

わたしの推しは、ももいろクローバーZの緑担当の有安杏果さん。その有安さんから、本日突然の卒業を発表がありました。それも1週間後の1月21日のライブを持って卒業するという急展開。

 

正直言ってまだ受け入れられていません。

 

AKBグループの卒業はよく目にしますし、ももクロの所属するスターダストプロモーションでも妹分のエビ中私立恵比寿中学)では先日ぁいぁい(廣田あいか)が卒業、しゃちほこ(チームしゃちほこ)ではゆずぽん(安藤ゆず)が無期限活動休止、モーニング娘。では毎年のようにメンバーの入れ替えがあるようです。

 

アイドルであれバンドであれなんであれ、解散や活動休止は珍しいことではないし、そういうことがあることは当たり前のことです。しかし、なぜか、ももクロに限ってはそんなことはないと思っていました。

 

女性アイドルは寿命が短いと言われていて、TOKIOや嵐、(解散してしまいましたが)SMAPのように同じメンバーで長く続けているグループはありません。そんな女性アイドルの新境地をももクロの5人が切り開いていくと思っていましたし、全モノノフが信じていました。 

 

現在のメンバーの年齢は、れにちゃん(紫 高城れに)24歳、夏菜子ちゃん(赤 百田夏菜子)23歳、ももか(緑 有安杏果)22歳、しおりん(黄色 玉井詩織)22歳、あーりん(ピンク 佐々木彩夏)21歳。

 

今年(2018年)はももクロ結成10周年を迎えます。10周年はもちろん20周年も軽く超えて行くんだろうなと思っていました。

 

メンバーが30代半ばになると、リーダーの夏菜子ちゃんが加齢で怪盗少女のエビ反りジャンプの成功率が50%くらいになったり、メンバーが結婚して産休を経て戻ってきたり。なんなら、れにちゃんがずっと言ってるように、老後は5人で共同生活をするんじゃないかと本気で思っていました。

 

しかし、推しがいつまでもいるということは、決して当たり前ではないということに、推しが辞めることをきっかけにはじめて知りました。

 

正直まだ受け止められませんが、ももかの覚悟と決断、受け入れた4人のメンバーの選択を応援するのが、モノノフのあるべき姿だと思います。

1月21日の幕張メッセでの最後のLIVEには行けないのが残念です。今になってみると、11月の久慈アンバーホールでの青春ツアーが現地参戦した5人での最後のライブになってしまいました。

 

5人でステージに立っている姿を生で見ることは叶いませんが、ももかが抜けてもももクロを応援していきたいと思います。そして、ももかがこれからどんな道を歩んでいくのか全く想像がつきません。それでも、ももかの選んだ道を全力で応援していきたいと思います。

 

このまま書き続けても同じ繰り返しになりそうなので、このへんで切り上げます。

 

最後になりましたが、あなたのおかげでたくさんの勇気や元気をもらいました。

有安杏果さんいままで本当にありがとうございました。

 

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ももクロといえば、元気な、一般の人からすると訳の分からない曲ばっかりというイメージもあるかもしれませんが、バラードもしっかりと歌えるんです。

個人的に好きな曲を何個か貼っておきますので、見てもらいたいです。

 


白い風 - ももいろクローバーZ

 


【ももクロMV】白金の夜明け from 4th ALBUM『白金の夜明け』 / ももいろクローバーZ(MOMOIRO CLOVER Z - HAKKIN NO YOAKE)

 


【Momoiro Clover Z】Sora no Kaaten (indonesia subtiled)

 

ブックレビューに入る前のきわめて断片的な考察

この年末年始は、12月9日のブログで紹介した、『現代思想』2017年11月号を課題図書として読むことにしておりました。

 

colt-91-12-11.hatenablog.com

 

結果から言って、結局読み終わらないまま今にいたります、、、。

とはいえ、特集の「エスノグラフィーー質的調査の現在」は非常に面白く、かつ勉強になる論考ばかりでした。この特集の編集を担当したのが、立命館大学大学院の岸政彦先生(以下、岸さん)。岸さんは、社会学者のなかで、いま一番勢いがあるといっても過言ではないと思います。

読書好きの方には、第156回芥川龍之介賞候補、第30回三島由紀夫賞候補になった「ビニール傘」の著者といった方が分かるかもしれないですね。

 

岸さんの作品でこれまでに読んだものがこちら↓

 

『同化と他者化ーー戦後沖縄の本土就職者たち』ナカニシヤ出版 2013年

同化と他者化 ―戦後沖縄の本土就職者たち―

同化と他者化 ―戦後沖縄の本土就職者たち―

 

 

『街の人生』勁草書房 2014年 

街の人生

街の人生

 

 

『断片的なものの社会学朝日出版社 2015年

断片的なものの社会学

断片的なものの社会学

 

 

「鉤括弧を外すことーーポスト構築主義社会学の方法論のために」『現代思想青土社 2015年7月号

現代思想 2015年7月号 特集=いまなぜプラグマティズムか

現代思想 2015年7月号 特集=いまなぜプラグマティズムか

 

 

 

『atプラス』太田出版 2016年 28号

atプラス28

atプラス28

 

 

『愛と欲望の雑談』 雨宮まみとの共著 ミシマ社 2016年 

愛と欲望の雑談 (コーヒーと一冊)

愛と欲望の雑談 (コーヒーと一冊)

 

 

『質的社会調査の方法――他者の合理性の理解社会学』石岡丈晃・丸山美里との共著

 有斐閣 2016年

質的社会調査の方法 -- 他者の合理性の理解社会学 (有斐閣ストゥディア)

質的社会調査の方法 -- 他者の合理性の理解社会学 (有斐閣ストゥディア)

 

 (最近買ってこれから読むもの)

 

書き出してみると、結構な本数を読んでいました。自分のことながら知らなかった(笑)

 

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年末年始の課題図書『現代思想』ですが、そのなかの「それぞれの『小石』」「プリンとクワガターー質的調査の断片的なディテールについて」、そして最近買った『質的調査の方法――他者の合理性の理解社会学』に共通しているキーワードが、「他者の合理性の理解」

 

岸さんは、ポール・ウィリスの『ハマータウンの野郎ども』のラッズや上間陽子さんの『裸足で逃げる』のDV被害に遭った女の子を例に取りながら、一見すると不合理な行為(選択や言動)であっても彼らの固有の文脈や状況・背景に置きなおしてみると、かれらなりの「合理的な判断」の結果であるとしています。それらの行為は、長期的には不利で完全に合理的ではないが、彼らなりの理由や動機・利益、つまりその行為の背後には仕方なさがある。その「仕方なさ」「しょうがなさ」をとらえるキーワードが、「他者の合理性の理解」であるとしています。

ハマータウンの野郎ども (ちくま学芸文庫)

ハマータウンの野郎ども (ちくま学芸文庫)

 

 

裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち (at叢書)

裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち (at叢書)

 

 

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岸さんのあげている事例を「他者の合理性」として解釈することは分かるのですが、必ずしも「合理性」という語をもちいる(そして、解釈する)ことが適しているのか?

 

「仕方なさ」も「合理性」として解釈することは可能でも、より広範囲に対応しうる「他者の〇〇の理解」、〇〇があるのではないか?と考えております。

 

とおもって、いろいろ探してみたら、ほかにもそう思っている人もいるみたいでした。

 http://d.hatena.ne.jp/k-i-t/touch/20171107#p1

 

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理解社会学ついてなんやかんや言うんだし、ちゃんと読み直さないとなーと思い、マックス・ウェーバーの『理解社会学のカテゴリー』をあらためて買いました。詳しいブックレビューは、『理解社会学のカテゴリー』『他者の合理性の理解社会学』をちゃんと読んでからあらためて書きたいと思います。