今日読んだものと今日買ったもの
(...この数日の話はあす以降に書きます)
今日の新幹線での移動中に読んだのがこちら。
短編が3本収録されたこの作品。一番人気なのは表題作でもある「沖で待つ」かと思います。ですが、わたしが一番面白いと思ったのが、「みなみのしまのぶんたろう」。昔話を聞いているかのような文体で書かれたこの作品は、某元都知事をデフォルメしたような「しいはらぶんたろう」が主人公。作品自体が書かれたのは2009年ですが、この5年、というか震災以降の「日本社会」と「政治」をシニカルに書いているように感じられました。
あと八重洲ブックセンターで買ってきたのが、下のふたつ。
1冊目は『本所おけら長屋』。
同作は、岩手で放送しているIBCラジオで紹介・朗読されていることもあり、岩手県内での売り上げが全国で突出しているようです。IBCラジオのリスナーでもある母が先日誕生を迎えたため、そのお祝いとして買ってきました。あとから拝借して読もうと思います。ちなみにサイン本でした!
副田先生の論文はいくつか読ませていただいておりますが、単著を買うのはじつは初めてです。しっかり読んで勉強をさせていただこうと思います。