仔馬の日記

東日本大震災/地域防災/陸上競技/ランニング/釣り/アウトドア/写真/読書/ももクロ/お酒 etc.

1997年、2011年、そして2018年

遅ればせながら、新年あけましておめでとうございます。

去年はあまりブログを更新できなかったので、今年は短くでもこまめに更新して行きたいと思います。よろしくお願いいたします。

 

それにしても、年が明けてもう1週間が過ぎたんですね。

今年も早いなーって思っているうちに、あっという間に12月になったりするんでしょうな。こわやこわや。

 

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さてさて、あす(1/8)の成人の日ということで、地元では今日が成人式でした。

新成人の皆さん、成人おめでとうございます。ひとりやふたりのハタチならそれほどでもありませんが、数百人のハタチを前にすると「若い」空気に圧倒されますね(笑)

 

そんな晴れの日に、わたしは成人式の会場にお邪魔して、宮古市消防団を代表して、消防団のPR活動をおこなってきました。

 

式典開始前の新成人に向けてチラシの配布をおこないました。消防団のことをよく知らない人もいると思うので、少しでも消防団について知ってもらい入団につながればいいですね。

 

それにしても、乙種装用、いわゆる半纏一式(半纏、腹掛け、消防ズボン、帯、略帽、半長靴)で、振袖or紋付き袴orスーツ姿の新成人のなかに入っていくのはかなり目立ちますね、、、。結構な人数の新成人から「あのおっさん何してんだ?」的な視線を向けられて、なかなかロックでした(笑)一緒にPR活動をおこなったほかの団員は、甲種装用と活動服だったのでまだ違和感は少なかったのでちょっとうらやましかったです(笑)

 

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PR活動終了後に、消防団関係者と運営の市職員の方々とロビーのモニターでホール内の様子を観覧していました。開会に先立って、各小・中・高校の卒業アルバムから切り出した写真で作成したスライドショーが映し出されました。

 

今年の新成人は、2011年の東日本大震災を中学1年生の時に経験している年代です。

新成人のなかにも被災した人もいるだろうし、もしかすると、写真のなかにはいても成人を迎えられなかった人もいるかもしれません。

 

NHKの夕方のニュースでも、南三陸町の成人式で震災で亡くなった友人の写真とともに出席している新成人の姿が取り上げられていました。

 

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わたしの成人式は、市民文化会館が津波で被災したままで復旧していなかったので、シーアリーナ(市民体育館)での開催でした。

 

ふとした時に、震災が顔出す。

これも震災後を生きるってことなんだろうな。改めてそう感じました。

読書日記

読書日記といいつつ、まだ読んでいませんが、最近買った2冊がこちら。

 

副田義也先生の論文集の第2巻。

ちゃんと定価購入したので4000円越えでしたが、収録論文を全部買って読むことを考えれば安い買い物かもしれません。「死の社会学」は、さまざまな対象を研究されてきた副田先生のなかでも、一番重みのある領域だと思います。その分、読むにも体力が必要ですが少しずつでも頑張ります。

 

それにしても、副田先生の論文集は12巻まで出るとのこと。

すべてが書き下ろしではないとはいえ、どれだけお仕事をされるんでしょうか(苦笑)本当に圧倒させられます。

副田義也社会学作品集〈第2巻〉死者とのつながり

副田義也社会学作品集〈第2巻〉死者とのつながり

 

 

 そしてもう1冊が、『現代思想』11月号。

今回の特集は「エスノグラフィ」。岸政彦さんが責任監修というだけあって執筆陣がアツいですね。まだ、岸さんと國分功一郎さんの対談部分で止まっていますが、特集部分だけでもなんとか年末に読み切りたいです。

現代思想 2017年11月号 特集=エスノグラフィ ―質的調査の現在―

現代思想 2017年11月号 特集=エスノグラフィ ―質的調査の現在―

 

 

 

再開しました

ブログの存在を忘れるほど放置してました。

 

全然書いていないのに、ぽろぽろと足を運んでくれている方がいたみたいで、申し訳ないけどうれしいですね。

 

忙しさもありましたが、精神的に余裕がないと書き物はできませんね。

 

それにしても、書くのも読むのも、少しずつでも続けていかないと、鈍ってしまいますね。

 

ぼちぼちと再開して行こうと思いますので、期待せずに覗いてみてください。

ケセンロック!!!

行ってきました!!ケセンロック!!

2年連続での参戦です!

 

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ロックフェスとは銘打っているものの、ほぼ村祭りww

ロッキンとかサマソニのようなおしゃれさとは無縁ですが、そこもケセンの良いところです!(そんなことを言いつつ、ロッキンもサマソニも行ったことないんですよね、、、。行ってみたい、、、)

それも野外でのイベントなのに、参戦者のほとんどが雨が降ることを期待している

、本当に訳の分からないイベントですww参加者の半分以上が、長靴にレインウエア。というか、それが標準装備ですww


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そして、フェスの楽しみのひとつがフェスごはん!

今回のフェスごはん①はラコスバーガー!

 

野外イベントでは有名なラコスバーガーですが、今回も安定のうまさでした!

写真フォルダを見てて思ったのが、ハンバーガーじゃなく生ビールを前面に押し出してしまうあたりが、我ながらといった感じです(笑)


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フェスごはん②は大船渡の秋刀魚だしラーメン!

写真はないです、、、、食べ終わってから気が付いたから。

 

フェスごはん③は地元気仙のおばちゃんたちが作ったひっつみ!

濡れて体が冷えてあたりで食べたので美味しかったです。が、写真はないです、、、、食べ終わってから気が付いたから(笑)

 

そして、肝心なライブはというと(笑)

FRONTIRE BACKYARDの「always remember」とOVERGROUND ACOUSTIC UNDERGRAUND(OAU)の「夢の跡」は生で聞くとYoutube何倍もよかったです(ライブなんだから当たり前なんだけど、それでも最高だった)

 

そして、OAUの途中から、雨が本降りになってきて、ケセンの民たちは俄然大盛り上がりwww

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それの状況がこちら!!

ほぼほぼ田んぼですwww
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そんな最高のコンディションで迎えた、ラストのMONOEYES!!!

メジャーな曲から最新アルバムの曲まで、盛り上がりっぱなしのセットリスト!

先月のパワーストックMIYAKOに引き続き、2か月連続でMONOEYESを見れるなんて贅沢過ぎました!(ただ、Make A Wishは聞きたかったですね~。)

 

楽しいケセンロックは本当にあっという間すぎて、昨日から絶賛ケセンブルーです、、、。今日から、また来年のケセンに向けて、ケセン貯金を始めましょうかね。

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進まないながらもなんとか読んだ本たちの記録

 

つい最近GWが終わったと思っていたんですが、もう7月なんですね。

 

「そんなに感じるほど遊んでなかったの?」といわれると、まったくそんなことはなくそれなりに遊んでおりましたが(笑)それでも、あっという間の二か月でした。

 

平日は本を読む体力がほとんどなくて読書が進まないのですが、それでも本は買ってしまういつものパターンが続いております。

積読の話をこのブログで書くのは何度目のことでしょう、、、)

 

 

ということで、まずは最近読み終わったもの。

 

高橋源一郎『ぼくらの民主主義なんだぜ』

新書なのに2周(2年)も遅れて読んだ1冊。

この本が書かれてから2年。今の日本社会は、当時よりもより疲弊して混沌としているような気がしてなりませんね。現政権は「僕らの民主主義、僕らの日本」なんてことを認める気はないようですね。

ぼくらの民主主義なんだぜ (朝日新書)

ぼくらの民主主義なんだぜ (朝日新書)

 

 

岸政彦『ビニール傘』

芥川賞の候補に選ばれても地元の本屋には並ばなかったこの作品。

ビニール傘

ビニール傘

 

 

雨宮まみ・岸政彦『愛と欲望の雑談』

 そしてこちらも。

愛と欲望の雑談 (コーヒーと一冊)

愛と欲望の雑談 (コーヒーと一冊)

 

 

岸さんの文章は面白いなぁ、と毎回思わせられます。

そして、雨宮さんの「社会学が大嫌い」だったっていう発言は、結構的確な指摘で、だからこそ岸さんのような書き口が受け入れられているんだろうな、と思わせられました。

 

桜庭一樹GOSICKⅣ』

 そして、久しぶりの桜庭さん。

3まで読んでた思って、4を買ったら、2までしか読んでなくて、欠番が出てしまいました。

 

最後に先日買ったのがこちら。

中沢新一対称性人類学

本書は、大学2・3年生を対象におこなった 講義内容に、加筆修正をくわえて再整理した「書かれた講義」らしいのですが、はじめにの時点で心が折れかけております、、、。これも読破するには大変な時間を要しそうです。

対称性人類学 カイエ・ソバージュ 5 (講談社選書メチエ)

対称性人類学 カイエ・ソバージュ 5 (講談社選書メチエ)

 

 

読書日記

最近は、お酒が飲みたくなる本とオムライスが食べたくなる本とのり弁が食べたくなる本を読みました。

 

 

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

 

 

 

オムライス日和 BAR追分 (ハルキ文庫)

オムライス日和 BAR追分 (ハルキ文庫)

 

 

やわらかなレタス

やわらかなレタス

 

 

作中に出てくるどの食べ物もとても美味しそう。とくに、オムライス日和を読んで、無性にオムライスが食べたくなっております。

 

久しぶりに喫茶店に行きたいですねー。ただ、喫茶店に行くと、ほぼ無意識でナポリタンを注文してしまうので、それ以外を食べれないんですよね(笑)

 

そうだ、GWは喫茶店に行こう!

読書日記

大学時代の友だちにKという男がいる。青森時代一番の悪友だとこちら側から勝手に認めている。Kは、読書と酒を愛していた。いや、愛していたというよりは、むしろ浸っていたという方が正確かもしれない。「生活を読書と酒で浸していた」という表現がしっくりくる気がする。そんなKとは、いいちこのお湯割りを飲みながら、読書談義や社会批評のようなことをしょっちゅうしていた。

 

そんなKに、「お前まだ読んでいないのか!?あの1冊は早く読め!」と、怒られたときがあった。あれは大学3年の秋だったか冬だったか、なのでそれから、4年以上は経っていることになる。

 

しかし、結局それからその1冊を読むことなく最近まで過ごしていた。別に避けていたわけでもないし、本屋で棚に並んでいるのをみると、そのときのことを毎回思い出した。なんで、読んでいなかったのか、自分でもよく分からないけど、多分タイムリーでもっと読みたい本があったりしたんだと思う。

 

そんな前談もありながらも、やっとその本を開いた。そして、数ページ読んで後悔した。「お前まだ読んでいないのか!?あの1冊は早く読め!」というKの言葉の意味がやっと分かった。

 

発刊から10年以上が経過してもまったく色あせている感じがしない。むしろ、われわれがいま生活している社会を、そのまま作品に落とし込んでいるかのように感じられた。

たぶん、発刊されたその年に読んでも、同じような感覚に襲われただろうし、2011年の3月に読んでもそうであっただろうし、来年読んでも、5年後、10年後に読んでもそんな感覚に襲われると思う。

 

筆者は現在の世界を見て、どんな文章を書くのだろうか。しかし、残念ながらその文章を読むことはできない。おそらく、いや、この本を読んだすべての人が、この現実を悔しがっていると思う。

 

この本が中学生が読む教科書になれるとは思わない。けれども、道徳の教科書がどうとか、そんな些末なことはどうでもいいと思えてくる。ここまでいろいろ書いてきて、最終的にはチープな表現になってしまうが、この本はそんな力を持っていると思う。

 

「お前まだ読んでいないのか!?あの1冊は早く読め!」と怒られた経験があるからこそ、著者と作品名は知っていても読んだことのなかった人に少しでも早く開いてもらいたい、とつよく伝えたい。

 

今回読んだ本はそんな1冊でした。

 

伊藤計劃虐殺器官』 

虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)

虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)